グローバル教育センター日本語教育部門について
2023年4月、東京大学の国際化教育の全学的プラットフォームとなる学内共同教育研究施設として、グローバル教育センターが設置され、これまでの日本語教育センターは、その日本語教育部門となりました。
キャンパス内では英語で通じ合える場が増え、AIや語学学習アプリなど強力なツールもあふれています。それでも、「せっかく日本にいるのだから日本語を使ってみたい」、「自分の頭で日本語を理解したい」、「日本語を知ることで、日本人や日本の文化・社会を理解したい」といった思いも変わらず聞こえてきます。
そのようなみなさんの思いに応えられるよう、グローバル教育センター日本語教育部門(日本語教育センター)では、レベルや学習期間などの異なるさまざまな日本語コースを提供しています。学内の各キャンパスからの受講のしやすさを考えて、授業はすべてオンラインで行っています。
日本語を外国語として学ぶ世界のさまざまな国・地域の学生たちが集まる場であることも、日本語教育センターの魅力の1つです。忙しい研究生活の合間に、クラスで一緒に日本語を学んでみませんか。
教育理念
日本語学習によってもっと世界を広げよう!
日本語教育センターが目指すのは、日本語学習を通じて自分のまわりの世界が広がっていくような、知的に楽しい体験の機会を提供することです。教室では、日本語に関するさまざまな側面――たとえば、単語の使い方をはじめ、日本語の構造やコミュニケーションの原理、相手の発話の真の意図や、自分の発話により伝わる意味の可能性、さらには、日本語のネイティブスピーカーとのやりとりの中で感じる異文化的な要素など――にフォーカスした内容を、実際に日本語を使ってみながら学習できます。
この目的のために、私たちは初級の第一日目から自然な日本語に触れる機会を提供します。また、子どもの母語の自然習得と違って、必ずしも容易ではない大人の言語学習であることに配慮しながら、効果的な学習をお手伝いします。
なお、初級から上級まで、口頭でのコミュニケーションを中心としたコースが中心ですが、日本語独特の文字文化にも配慮し、漢字や書き言葉の学習に特化した内容も用意されています。ぜひ、自分の頭をフルに使って、クラスメートや先生とともに、インタラクティブ、かつ、知的な楽しさを体験してください。
沿革
- 1985(昭和60)年
- 留学生教育センター設置
- 1990(平成02)年
- 留学生センター日本語教育部門設置(留学生教育センターの転換)
- 2010(平成22)年
- 留学生センターを廃止、国際本部日本語教育センター設置
- 2018(平成30)年
- 国際本部改組により、グローバルキャンパス推進本部日本語教育センター設置
- 2023(令和05)年
- グローバルキャンパス推進本部を廃止、グローバル教育センター日本語教育部門(日本語教育センター)設置
メンバー
非常勤講師(2024年度)
- 猪股 来未(いのまた ゆきみ)
- 内山 敦子(うちやま あつこ)
- 城戸 寿美子(きど すみこ)
- 小山 詩織(こやま しおり)
- 近藤 亜美(こんどう あみ)
- シャルマ 彩(しゃるま あや)
- 武中 清香(たけなか さやか)
- 田辺 栄(たなべ さかえ)
- 林 富美子(はやし ふみこ)
- 本郷 智子(ほんごう ともこ)
- 森田 笑(もりた えみ)
- 廖 真早季 (りょう まさき)
問い合わせ先
教育・学生支援部 国際教育推進課 企画・総務チーム(日本語教育センター事務担当)
〒113-8654 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学
お問い合わせは、以下のメールアドレスにお願いします。