Dialogue at UTokyo GlobE #14(サム・アルトマン氏(OpenAI社CEO)対談イベント)を開催しました

2025.02.05
2025年2月3日(月)に、Dialogue at UTokyo GlobE#14として、サム・アルトマン氏(OpenAI社最高経営責任者(CEO))が同社Chief Product Officer(CPO)のケビン・ウィール氏とともにグローバル教育センターを訪れ、藤井輝夫総長と林香里理事・副学長との対談イベントを開催しました。教養前期課程に加え、工学、医学、哲学などさまざまな専攻の学生36人が出席しました。モデレーターは矢口祐人教授(グローバル教育センター長)が務めました。

本イベント冒頭では、東京大学先端科学技術研究センター稲見・門内研究室にご協力いただき、東大で行われている研究の一例として「自在肢」のデモンストレーションと説明が行われました。続いて、藤井総長と林理事によるアルトマン氏とウィール氏との対談、さらに、登壇者と参加者との質疑応答の形式で実施しました。

藤井総長と林理事からは、公正で平等なAIへのアクセスや、AIの時代に求められるスキル、AIと社会の共進化についてのコメント・質問がありました。学生からは、起業に関するアドバイス、AIと倫理、各学生が取り組んでいる宇宙工学やロボット工学とAIについて具体的なアイディアや示唆を求める質問、また、OpenAIが今後進める研究やサービスの展望についての質問があり、ひとつひとつに、ゲストのお二人から丁寧にお答えいただきました。特に、AIが100年後はもちろん、より近い将来の教育も変えていくというメッセージが、熱く伝えられました。(OpenAIのDeep Researchはダイアローグ開始直前に発表されました。)

最後には、ゲストのお二人から会場に「OpenAIにどのようなサービスを展開してほしいか」という質問を投げかけていただき、学生から、「コードだけでなく有体物の開発を支援できるAI」「パーフェクトでないけれど、人間の感情に寄り添い、社会をより良く、幸せにすることに貢献できるAI」といったアイディアが出ていました。

Dialogue at UTokyo GlobE: 本学のグローバル教育の一環として、学生が世界の著名なリーダーとの対話を通して国際理解を深め、グローバルな視座を広げるための対話シリーズ。海外からのゲストと本学総長・理事らが学生と対話する形式を基本とする。
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