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教授
吉原 真里
Mari Yoshihara
- 専門分野 :
- アメリカ研究、アメリカ文化史、アメリカ=東アジア関係、女性/ジェンダー/セクシュアリティ研究、音楽文化
- Email :
- myoshiha g.ecc.u-tokyo.ac.jp
学歴
ブラウン大学(アメリカ合衆国) アメリカ研究 博士
ブラウン大学(アメリカ合衆国) アメリカ研究 修士
東京大学教養学部教養学科 アメリカの地域と文化専攻 卒業
ブラウン大学(アメリカ合衆国) アメリカ研究 修士
東京大学教養学部教養学科 アメリカの地域と文化専攻 卒業
プロフィール
ニューヨークで生まれ、おもに日本で育ち、東京大学駒場キャンパスで4年間を過ごした後、アメリカの大学で学位を取り、以来ずっとハワイ大学を拠点に研究・教育に携わってきました。人生の半分以上をアメリカで過ごしてきましたが、2024年にグローバル教育センターに着任し、日本とハワイを往復する生活を送っています。
アメリカの歴史・社会・文化、アメリカ=東アジア関係、ジェンダー研究、音楽文化などを専門として、日本語と英語の両方で研究・教育・執筆をおこなっています。人や文化の接触、交流、衝突の力学、そして人種や階層、ジェンダーの作用にとくに関心があります。
日本語では、『アメリカの大学院で成功する方法』『ドット・コム・ラヴァーズ:ネットで出会うアメリカの女と男』『性愛英語の基礎知識』などの一般読者向けの読みものに加え、『ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール』『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?』『親愛なるレニー:レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』などの音楽関連の著作があります。2023年には、ふたつの言語で生きることをめぐる私小説『不機嫌な英語たち』を刊行しました。
現在は、大きく変動するアメリカのクラシック音楽業界におけるアジア人についての研究と、日本の「ピアノのおけいこ」文化についてのプロジェクトに取り組んでいます。
アマチュア愛好家として、幼少の頃に始めたピアノを今も続けています。
学生へのメッセージ
グローバルな時代には、しっかりした歴史的認識、現代の多様な社会についての幅広い理解、深い意味での言語能力と文化的感性がますます求められます。自分が抱いてきたのと異なる規範、価値観、行動に出会うことは、素晴らしく解放的なこともあれば、とてつもない困惑や衝撃を伴うこともあります。おそらくその両方であることがほとんどでしょう。それは、世界における自分の位置を知り、その世界でどう生きていくかを探る大切な第一歩でもあります。そうした探索をするのにとてもいい大学という環境で、ぜひそのチャレンジをしてみましょう。