下山田 翔

PhD，エディンバラ大学
体育学修士，東海大学
体育学士（スポーツ・レジャーマネジメント），東海大学

私は東京都心部に生まれ、外国語は全く話せない“普通の”日本人として育ってきました。大学生の頃にアメリカで博士号を取得した教授に刺激を受けて、必死に英語の腕を磨き、英語圏で博士号を取得することを目指すようになりました。ですので、25歳でエディンバラ大学の博士候補生になるまで、極めて限定的な海外経験しかありませんでした。

スコットランドでは個人庭園を一般公開している園芸愛好家の方たちに魅了され、プライベートなレジャー活動がどのようにして観光資源に変換されるのかを、博士課程の研究プロジェクトとして調査しました。正式に博士号を取得する前に東京大学で特任研究員として採用され、日本人研究者が英語で大学の授業を教える技能を開発する教育プログラムを担当しました。

現在はグローバル教育センターにて特任講師として勤務しています。レジャーやツーリズムを専門とする一方で、「国際総合力認定制度 / Go Global Gateway」の運営を主な職務とし、東大学部生が国際的な素養を伸ばしていくのを支援しています。また、グローバル教養科目の一環として、「Introduction to Sustainable Tourism」と「Tourism and Justice」という二つの授業も担当しています。

多くの人にとって、夢は見つかるものではなく作るものだと思います。自分のやりたいことと周りの人が自分に期待することに折り合いをつけるのは、正直言ってしんどいこともあるでしょう。ただ、東大を卒業するまでに夢を作る必要はありません。時間をかけて、自分の声に耳を傾けていってください。